MENU
  • 箚記
  • 病理
    • ★作りかけ★Pathology Report Cookbook

Under the Microscope

  • 箚記
  • 病理
    • ★作りかけ★Pathology Report Cookbook
Under the Microscope
  • 箚記
  • 病理
    • ★作りかけ★Pathology Report Cookbook
  • 病理

    Weekly Review 20250508

    Lung adenocarcinoma submitted to Amoy Diagnostics Why Amoy? 治験登録の関係で早く結果が必要だった Amoy (~1 week) ≤ コンパクトパネル < オンコマイン Plasmacytoid urothelial carcinoma 類円形やや偏在する核を有する腫瘍細胞のシート状~個細胞...
    2025年5月10日
  • 箚記

    柚子酒の藝

     細胞診の講習会で香川に行ったとき、高松駅近くの居酒屋で初めて柚子酒というものを飲んだことがあった。口に含むとツンとした芳香が鼻に抜け、微かな苦みが喉を滑り落ちる感触が心地よく、帰りの夜行列車が入線するまでの時間潰しと思いつつ、少し過ご...
    2025年5月4日
  • 病理

    Weekly Review 20250428

    Adenocarcinoma of descending colon, HER2 3+ HER2 ampは左半結腸に多く認められる。 転移性大腸癌の3-5%,特にRAS/BRAF wild-type tumorにおいて多い。 https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/35238866/ https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/38345769/ https://p...
    2025年5月3日
  • 箚記

    眼が六つある亀と敬新磨

     蘇東坡が呂微仲を尋ねたとき、微仲はちょうど昼寝中であった。長い間待たされてから、やっと微仲が出てきたので、東坡は菖蒲盆の中で飼われている緑毛亀を指さして、 「この亀はどこにでもいるものですね。眼が六つあるものはなかなか手に入りませんが」...
    2025年4月27日
  • 病理

    Weekly Review 20250424

    Pancreatic insulinoma with focal nesidioblastosis in the background インスリノーマ切除後も遷延する高インスリン血症性低血糖があり、背景膵の再評価が求められた。 Nesidioblastosis: 膵島の内分泌細胞、特にβ細胞における形態学的変化により、高イ...
    2025年4月26日
  • 創作

    赤ずきんの勤務表

    寄り道は、しません。しないことにしています。してしまうと、そこに獣がいるからです。私はそれを知っている。正しく知っている。あれは、罠でした。草むらの、ねばついた、罠。 だから私は、毎朝決まった時間に目覚めます。目覚ましが鳴る前に、目覚めま...
    2025年4月20日
  • 箚記

    『封神演義』のハンバーグさんはハンバーグになったのか?

     寝ぼけあたまで本を読んでいて「ハンバーグ種はよく卵を産む」なんて文を見て目が醒めた。……なんのことだい。ハンバーグのタネが卵を産むって。  前後をよく読むと、このハンバーグというのはニワトリの品種のことだった。どうも明治の頃は「ハンバーグ...
    2025年4月13日
  • 病理

    Weekly Review 20250407

    Ornithine carbamoyltransferase (OTC) deficiency OTC欠損症患者の肝組織において、OTC免疫組織化学がモザイク状の陽性像を呈した理由 OTC欠損症はX連鎖性疾患 ヘテロ接合女性におけるX染色体不活性化 (lyonization)が原因 ヘテロ接合女性では2本のX染色...
    2025年4月12日
  • 箚記

    宮本武蔵とかけてにゅうめんと解きます

     「宮本武蔵とかけましてにゅうめんと解きます」  というなぞかけを父に出されたことがある。さっぱり分からず降参すると、「その心は、宮本武蔵もにゅうめんも『しんめん』でございます」というアホらしい答えであった。もとより、宮本武蔵は新免武蔵」...
    2025年4月6日
  • 病理

    Weekly Review 20250331

    Follicular thyroid carcinoma with partial oncocytic feature Oncocytic thyroid carcinomaは他の甲状腺癌と比較し体細胞遺伝子変異の頻度が高く、LOHやミトコンドリアDNAの特異的な変異を特徴とする。 Oncocytic thyroid carcinomaと診断するには病理組...
    2025年4月5日
  • 箚記

    李世民は父の乳を吸った――どの乳を?

     史書を読んでいて登場人物の正気を疑うことは時々あるが、つい先日も職員食堂でワカメごはんを噴き出しそうになったことがあった。元兇は『資治通鑑』唐紀、玄武門の変で李世民が兄の皇太子李建成と弟の李元吉を殺害したあとのくだりである。 上乃召世民...
    2025年3月30日
  • 箚記

    鳥取の崑崙坊

     顕微鏡をのぞく合間に『消閑雑記』という本を拾い読みしていたら、おもしろい話がのっていた。  江戸時代のはじめ、因幡国鹿野(現在の鳥取市鹿野町)に「崑崙坊」と呼ばれる黒人の大男がいたというのである。 因州鹿野といふ所に長七尺のをとこあり。...
    2025年3月23日
  • 箚記

    グリニッジ天文台はまだない

     16, 17世紀ごろ、ヨーロッパでは日本の東方海上に金銀島があるという考えがあり、何度かこの幻の島の探索が行われた。  1643年にもバタヴィアからカストリクムとブレスケンスの二隻が出帆し、日本の東北海上を目指した。カストリクムは蝦夷・千島に達し...
    2025年3月16日
  • 箚記

    あなたの番がまわってきたのは

     斉の景公は、都の南郊にある牛山に登った時、北のかたに都の街なみを見おろして、涙ながらにこう言った。 「なんと美しい国だろうか。樹木は青々と茂っているというのに、どうして移ろいゆくまま、この国を後にして死ななければならないのだろう。もしこ...
    2025年3月9日
  • 箚記

    廖化は凡將か?――「蜀中に大將なく、廖化を先鋒となす」について

     廖化という三國蜀の將軍がいる。はじめ関羽のもとで主簿をつとめ、関羽が敗れたあと呉に一時属したが、自分が死んだという噂を流して劉備のもとに帰った。その後だんだん出世して右車騎將軍、假節、并州刺史に至り、中郷侯に封じられた。  私が彼の名を...
    2025年2月23日
  • 箚記

    焼肉定食一千円

     静岡の真ん中へんに住んでいたころ、講習会やらでしばしば静岡市に出かけることがあった。静岡市に出るには各停に三十分ほど揺られる必要があるのだが、その途中に「六合」という駅があった。  初めてこの駅名を見たとき、「あっ、これはどう読ませるつ...
    2025年2月16日
  • 箚記

    酒を呑んでひっくりかえる

     俗に「世の中に寝る程楽は無かりけり」と言うけれども、なかでも酒を呑んでいい気分のまま横になるのは格別である。  世に同志は多いとみえて、唐の詩人に曰く――  秋醪雨中熟  秋醪しうす   秋じこみの濁酒が雨降りの中で熟れ、  私の侘しい住処...
    2025年2月9日
  • 箚記

    火童子は何人いる?

     今川氏輝は大永五年(1525年)元服した。のちの今川家第十代当主である。 当時今川家に逗留していた連歌師の宗長は、この時のことをこう書き記している。 十一月廿日、龍王殿元服ありて、五郎氏輝おのおの祝言馳走例年にもこえ侍ると也。同廿五日、かの...
    2025年2月2日
  • 箚記

    黒すぐり!よりによって、こんなものを!

     中学生くらいになると色気づいて父親の本棚を漁ったりするものである。  ある日、なんぞ助平な本でもないかと父の本棚の背表紙を眺めていたら、ハヤカワ文庫の『スペイン要塞を撃滅せよ』というおもしろそうな本があった。  さっそく拝借して読んだと...
    2025年1月26日
  • 日錄

    Pythonでのクリップボード監視と自動整形

     EZR (Easy R) の多変量解析の結果を Excel にちまちまコピー&ペーストしていて嫌になったのでなんとかしたい。  こういうのを自動的に下のようにしたい。 [crayon-69fb2610eeaf0361120227/] ……ん? Pyperclip が not implemented と例外を投げてい...
    2025年1月19日
  • 箚記

    えびの金ぷら

     京都の町を同僚と歩いていたとき、向こうから優雅な和装の女性がやってきたので、 「あ、舞妓さんがおる」 と言ったところ、 「あれは藝妓さんやで」 と訂正されたことがあった。彼はいろいろ形態学的鑑別点を教えてくれたのだが、残念ながら「へーよう...
    2025年1月12日
  • 箚記

    春王丸・安王丸の最期

     COVID-19 による休校令が出た時、子供の無聊を慰めるためいろいろな出版社が自社書籍の無料公開を行った。いい歳した私もその余恵に預かったのだが、小学館が『学習まんが少年少女日本の歴史』をオンラインで公開していると聞いたとき、小学生当時ひどく...
    2025年1月5日
  • 箚記

    ドラえもんの「ようろうおつまみ」考

     子供のころ欲しかったドラえもんのひみつ道具に「ようろうおつまみ」がある。 藤子・F・不二雄『ドラえもん 第10巻』てんとう虫コミックス、小学館  もちろん幼稚園児に酒の味なぞ分かるはずもないので、私の頭の中では、キリンレモンのようなジュース...
    2024年12月29日
  • 箚記

    荀灌

     西晋の頃、荀彧の玄孫(孫の孫)に荀崧という人がいた。彼はあるとき杜曾という流賊によって城を囲まれてしまい、絶体絶命の危機に陥った。自身は病に倒れ、食糧は底をつき、援軍のあてもなかった。あわや落城かと思われたとき、一人の少女が進み出て言...
    2024年12月22日
  • 箚記

    梅干と番茶 ―― 二日酔いあれこれ

     研修医時代、梅干のビンと番茶のカンカンをいつも机に置いていた。なんのためかと言うと、二日酔い対策である。  研修医は数ヶ月ごとに部署をうつるため、そのたびに軽い歓迎会やら送別会がある。また、なにせストレスの多い職業であるから、気晴らしに...
    2024年12月15日
  • 箚記

    汗くさいオムレツ

     イギリスの宣教師、登山家のウェストン (Weston, Walter. 1861-1940) による The Playground of the Far East という本を読んでいて、くだらなさに大笑いした箇所があった。 Excellent quarters welcomed one at an old haunt, the Yonekura Inn, and fr...
    2024年12月8日
  • 箚記

    女性と破瓜

     長年妙な思い違いをしていたことに気がついた。  秦淮の妓女に宋惠湘という人がいた。明の滅亡による混乱のさなか、兵火に追われ彷徨ううち、軍に捕らえられた。最期の時、彼女が流れる血で壁に書きつけた絶句の一部にこうある。   盈盈十五破瓜初 ...
    2024年12月1日
  • 箚記

    本から車が飛び出てくるぞ!

     初めて自分のこづかいで買った本のことはよく覚えている。  場所は梅田の旭屋書店、エスカレーターを降りてすぐ右手の文庫本コーナーで、買った本は遠藤周作の『ぐうたら生活入門』である。  帰る段になり、階段で買った本を父に見せると、父はすこし...
    2024年11月24日
  • 箚記

    おのづからうちおく文も月日へて

     亡くなった祖父の書架を整理していたとき、紙魚を見たことがあった。あれはたしかアンドレ・モーロワの『英國史』で、今は珍しいフランス装の本だった。  紅箋白紙兩三束  紅箋白紙兩三束 半是君詩半是書  半は是れ君が詩、半は是れ書  經年不展...
    2024年11月17日
  • 箚記

    日坂のわらび餅のゆくえ

     最近とんと聞かなくなったが、夏の昼どきになると、    わらびーもちー   わぁらぁあびぃいいもちぃいい   つめたくてぇー おいしいよっ! と流しながら街をぐるぐる回る軽トラックがいたものである。  それを聞くたび、子供心に「わらび餅は...
    2024年11月10日
12345
Teramoto Yuki
Just Another Surgical Pathologist
ああ、大和にしあらましかば、
いま神無月、
うは葉散り透く神無備の森の小路を、
あかつき露に髪ぬれて往きこそかよへ、
斑鳩へ。平群のおほ野、高草の
黃金の海とゆらゆる日、
塵居の窓のうは白み、日ざしの淡に、
いにし代の珍の御經の黃金文字、
百濟緒琴に、齋ひ瓮に、彩畫の壁に
見ぞ恍くる柱がくれのたたずまひ、
常花かざす藝の宮、齋殿深に、
焚きくゆる香ぞ、さながらの八鹽折
美酒の甕のまよはしに、
さこそは醉はめ。
書いているひと

カテゴリー

  • 創作
  • 日錄
  • 病理
  • 箚記

© Teramoto Yuki | 寺本祐記