Weekly Review 20250508

Lung adenocarcinoma submitted to Amoy Diagnostics

  • Why Amoy?
    • 治験登録の関係で早く結果が必要だった
    • Amoy (~1 week) ≤ コンパクトパネル < オンコマイン

Plasmacytoid urothelial carcinoma

  • 類円形やや偏在する核を有する腫瘍細胞のシート状~個細胞性増殖とloss of E-cadherin
  • 前医診断は「低分化癌・膀胱原発として矛盾しない」
    • なぜ前医でplasmacytoidと診断しなかったのかはわからない。
    • 「***の大学には診断の人が少ない?」 by prof.

Tenosynovial giant cell tumor, diffuse type, recurrence

  • 腱鞘巨細胞腫(TSGCT)はlocalized/diffuse typeで臨床・画像所見が異なる
  • 限局型TSGCT(L-TSGCT):
    • 通常は単一の結節性病変として発生し、境界明瞭で、手や足に好発する
    • 一般に緩徐な経過をとり、切除後の再発率は低い
    • MRIでは単発・境界明瞭な結節を認め、ヘモジデリン沈着による辺縁の低信号が特徴
  • びまん型TSGCT(D-TSGCT/PVNS):
    • より広範かつ浸潤性の増殖パターンを示し、膝関節などの大関節を巻き込むことが多い
    • より攻撃的で、再発率が高く、局所組織破壊の可能性がある
    • MRIでは多結節性で周囲に浸潤性の分布を示し、辺縁の低信号を欠く
    • 関節、筋肉、腱といった広範な組織への浸潤を伴う重症例もある
  • TSGCTを見たときはlocalized/diffuseの別について考えよう
  • https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/34855875/

Molluscum contagiosum of inguinal region

  • 成人発症の伝染性軟属腫
    • 本症例を含め多くはsexually transmitted, particulary when lesions are located in the genital area
    • HIVについては未検

Post-renal transplant CNS lymphoma

  • Lymphomas arising in immune deficiency/dysregulation (IDD)
  • Immunohistochemistry in progress

Angiomatous meningioma

  • WHO Grade 1だが、腫瘍周囲浮腫や強い造影効果など、画像上は侵襲的に見えることがある。
  • 50%以上を血管成分が占めることが定義
  • 5番および20番染色体などの複数の常染色体の数的増加(gain)を特徴とし、通常22番染色体上のNF2遺伝子喪失を示す他の髄膜腫とは異なることから、血管腫性髄膜腫は他の髄膜腫とは異なる腫瘍発生経路を有することが示唆されている。

Hamartomatous (Cowden syndrome-like) polyps

  • 前回「過誤腫性ポリープの一型と考えられますが、Peutz-Jeghers/Cowden syndromeなど既存のいずれにも典型的とは言い難いポリープ」
  • (Hereditary mixed polyposis syndromeというわけでもなさそう)

Lymphocytic myocarditis

  • Fibrosis: Mildとのことだが、線維化があるとなると別病態を示唆することになる。これは血管周囲の結合織ではないか?

おまけ
Gleason score初学者向けの資料

ISUP Pathology Imagebase(ログインすると>100例見ることができます)
https://isupweb.org/pib/category/public-cases

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