四十を幾つかこえたので、日日の読書を記録しておく場所を作ろうと思った。
今はもうフルスクラッチでHTMLを書いて”W3C HTML 4.01 valid”のバナーを貼りつけるような時代ではない。プラットフォームの多様化は既に人力による最適化の努力が及ぶ領域を遙かに超えている。スマートフォンはじめ多くの環境に適応させるには、既存のCMS (contents management system) の力を借りるしかない。頭の片隅で Bootstrap のことをチラと思い浮かべたが、更新の煩瑣さを想像し断念した。
次いで note を使おうかと思ったが、これもやめた。
フォーマットが画一的で、好きにいじることができないためである。Javascript が使えないためhighcharts や speakerdeck を埋めこむこともできない。CSS はむろんのことである。これは大きなdisadvantage である。全くやる気が起きない。
もうひとつは、SNS的な繋がりを排除したい、ということである。「半年ROMれ」という古の教えの通り三年ほど Twitter (X) や note を眺めてみたが、ついにひとりも「継続して読みたい」「ぜひ話をしてみたい」という人はいなかった。くだらない同業者の名はいくらかおぼえたが、それだけのことである。大いなる時間の無駄であった。費やした時でどれだけの本を読むことができたか――そう考えると頭を抱えたくなる。
さて、となると、サーバーを借りて WordPress を使うのが一番手っ取り早いということになる。
まあそれくらいのことはできるさ。HTML/CSS/JavaScriptはかつて取った杵柄であるし、PostgreSQLやMySQL を少しいじっていたから RDB も最低限のことはわかる。PHP は知らないが、C/C++/Perl/Scheme はずっと使っていたから読めばだいたいわかる。
なにより私がインターネットを始めた頃は個人サイト全盛期だったから、自分のサイトがあることには大きな安心感がある。帰る場所はここにある。まあそれだけのことさ。
Troubleshooting
「困ったときはお互いさま」はネットの美俗である(あった?)。
- Crayon Syntax Highlighterでコピーボタンを押してもコピーできない
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“Copied to the clipboard”のメッセージすら出ないときは、設定で「プレーンテキストビューを有効にする」のチェックマークが外れている。
- TypeSquare Webfonts Pluginの設定が反映されない
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Cocoonでは問題なかったが、SWELLの場合「追加CSS」で上書きするしかないっぽい。
- TablePressでの検索欄をカスタマイズしたい
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12345/* 検索ラベルとプレースホルダテキストの変更 */language: {search: '週数で抽出', searchPlaceholder: '例:38' },/* 5列のテーブルで1列目(0)だけを検索対象にするとき */"columnDefs":[{"searchable":false,"targets":[1,2,3,4]}]
上ふたつを両方使うときはカンマで区切る